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■ 商品説明
チムシ痴虫「プラ海馬100」
■ 商品仕様
| 製品名 | チムシ痴虫「プラ海馬100」 |
|---|---|
| メーカー | チムシ痴虫「プラ海馬100」 |
| 製造年 | 2026年 |
| 区分 | 新品 |
プラ海馬100取り説
〈生立ちとウッド海馬95の話〉
プラ海馬100はウッドの海馬95のプラスチックモデルです。ボディを扁平にしてボリュームが減った事と、リアのパーツが無い分5ミリ足してありますが、フックやブレード等の基本設計は同じです。と言う訳で、基本の理解のために少しだけ海馬95の話をいたします。
海馬と言えば、自分で言っても恥ずかしくない程の痴虫の代表作。オリジナルは海馬95の一つ上の115ミリサイズ(いずれプラスチック化する予定)。そのオリジナルサイズに引けを取らない位、世に浸透したのが海馬95でした。海馬シリーズ一番の機能は「ただ巻き」ビッグウィローリーフのブレードを一定に回し続ける事で、ルアーの後方に強い水流を作ります。その水流が水面でうねりとしてビジュアル化し見上げた魚を惹きつけます。オリジナルはただ巻きに特化したモデルとして生まれましたが、サイズ展開で小型化するごとに、小技を使える様にしました。小型化(=パワーダウン)した分、首振り等の操作で誘う力を補うためです。
海馬をプラ化するにあたって、どのサイズから作るか考えたのですが、95の汎用性の高さが初めに皆様に海馬を知って頂く上でピッタリなのでは無いかと思い、このサイズに決めました。
〈プラスチックならではの設計〉
ウッドとの違いはボディ形状。断面が円のろくろ形状のウッドモデルに対し、プラスチックは扁平の形状にしました。それには、魚らしいシルエットにする、側面のフラッシングを際立たせる等の意図がありましたが、扁平にして一番驚いたのはルアーの揺れ具合でした。ゆっくりただ巻きで引いて来ると、ブレードの回転の少し不安定になり、いわゆる縦揺れと呼ばれるヘコヘコした動きが出ます。どう魚に効いているのかは不明ですが、釣れるので釣り人は好きです(笑)。そして扁平ボディーはウッドより明らかに揺れが強く出る。円の断面は色々な力を受け流す事に適しているけど、扁平になると力の受け流しに方向が生まれる。それが上下の運動に出ているのだと気づきました。基本操作や誘い方はプラもウッドも同じですが、それをした時に生まれる動きや見え方が明確に違う。それが今回プラ化して面白いと気づき、機能として引き出した点です。
〈基本的な使い方〉
⚫︎ただ巻き
ブレードが破綻しない速度(低速~中速)でひたすら一定に巻く。単純だけ大事な使い方。速度が遅いと上で書いたようにブレードの揺れがボディーを揺らし、縦揺れを生みます。速めに巻くとその揺れが抑えられ安定して泳ぎます。
⚫︎ちょんちょん巻き
リールでゆっくり糸ふけを取りながら、竿先をちょんちょんしてルアーを揺らしながら巻く。ミドストとかジグストみたいなイメージ。強目だと少し首を振り、弱めだとヒラ打ちしながら巻く感じなります。ただ巻きより遅い速度でアピールを増やす事が出来るので、魚が追って来るけど食い切らない時、誘う距離が短い時に効果的。
⚫︎だるだる巻き
ブレードが回ったり回らなかったりする速度(遅め)で巻く。ブレードが回り切らない事で、アピールの質が変わります。ちょっとカブメスに近づく感じ。プレッシャーがかかっているフィールドで効果的です。
⚫︎首振り
ラインスラックをとってパシパシすることで首振りも可能。ただ、扁平にした分左右に降る時の水圧がかかるので、ウッドモデルより難しいです。
〈ジャークベイト的ロッドワーク〉
プラ化した事で生まれた少し特殊な使い方。ボディが扁平になった事で首振りが難しくなったことは先に書きましたが、その操作をしている中で生まれたのがジャーキング。強く首振りをさせようとジャークして、ルアーが頭から水に突っ込んで翻る姿を見た時に、これは武器になると思いました。首を振るかどうかは気にせず、2~3回のリズムで「ジャッ、ジャッ」とロッドアクションを入れてポーズ。これの繰り返しで、音、光、水流を生み出し、その音の強さから、夏などに深いレンジにいるバスを呼べるようになりました。深い魚、強制的にスイッチを入れたい時などにお試しください。
〈インナープレートモデル〉
ノーマルカラーとインナープレートカラーでウェイトのセッティングが違います。浮力のバランスが繊細だったので、インナープレートモデルはプレート分のウェイトを抜きました。その結果、ノーマルより少し不安定になっていますが、その不安定さがプレートのフラッシングを引き出しやすいのでそれで採用しました。グリグリ巻きたい方はフックの前か後ろに0.5~1gくらいの錘を貼ると良いです。
〈二つの輪〉
基本は前のリングにブレード付けて使いますが、アシストフックを付けたい時などは前にフック、後ろにブレードなどカスタムすることも可能です。後ろにつけると安定して巻ける速度の幅は狭くなります。
〈最後に〉
僕が作ってきたルアーの中で「これはヤバい。」が、釣果と共にストレートに世に伝わったのは海馬だけかも知れません。カブメスは作って10年以上を経て時代と共にブレイクしたので、そのまま世に伝わったという実感はありません。フィールドによって、サイズや形を少しずつ変え、幾つものサイズと亜種で皆様の役に立ってきた海馬。ついにプラスチック化と言う事で非常に感慨深い気持ちでいっぱいです。20年経っても尚釣れ続ける痴虫の出世作、皆様楽しんで使ってください。









